取組の概要

(1)課題解決を助ける指導の工夫

@適切な学習問題の設定とその提示の仕方の工夫
 ○問題意識をもって取り組むことのできる学習問題を工夫する。
 ○子どもが興味・関心をもつ提示を工夫する。(演出の工夫、効果的な学習用具など)

A多様な方法で自力解決する場、自分の考えを伝える集団解決の場の設定
 ○絵や図・式・言葉など、いろいろな表現を駆使して、自分の考えを表すことができるように工夫する。
 ○自力解決を助けるための算数的活動を工夫する。
 ○分かりやすく自分の考えを発表できるような支援の仕方を工夫する。

B板書の仕方の工夫
 ○思考を深め、広げ、整理・統合する板書構成を工夫する。
 ○興味・関心をもつ絵や、一人一人を見取るネームプレート、操作的表現を助ける学習用具などを工夫する。


(2)学び方を身に付けさせる指導の工夫

の子も授業に参加し、仲間とかかわって伸びていけるように学び方のスキルを身に付けさせる。
 →「学び方ガイドブック」の配付と、全校体制での取組

@自力解決時に自分の考えをもつこと
…ノートの使い方
 ○日付、ページ、題などの書き方
 ○マスの使い方、行の空け方
 ○学習課題、自分の考え、振り返りの書き方
 ○図や絵などを用いた自分の考えの表現の仕方

A友だちの前で話すこと…説明の仕方
 ○手の挙げ方、返事の仕方
 ○指示棒を使ったり、図を書いたりしながらの説明の仕方
 ○相手(聞き手)を意識した説明の仕方

B友だちや先生の説明をよく聞くこと…聞き方・かかわり方

 ○聞く態度(目線・姿勢・最後まで聞くこと・自分の考えと比べて聞くこと)

(3)学力向上のための日常的な取組

<学習内容の基礎・基本の確実な定着を目指して>

@月テスト・全校テストへの取組
 ○月ごとに漢字・計算テストを行う。

A家庭学習への取組
 ○「10分×学年」の家庭学習の習慣化
 ○家庭学習頑張りカードの利用

B計算チャレンジ、学級チャレンジへの取組
 ○計算チャレンジは隔週で月2回行い、学級チャレンジは月1回行う。
 ○計算チャレンジは、全校で百ます計算を行う。
 ○学級チャレンジは、音読や視写、読解問題など、苦手なものを中心に、テーマを決めて行う。

C読書に親しむ環境作りへの取組
 ○朝読書の時間を設定する。(週3回 8:15〜8:30)
 ○地域の人材による絵本の読み聞かせを実施する。(毎月1回)
 ○年3回読書旬間を行う。

<表現力の育成を目指して>

@書く力の育成
 ○自分の考えを明確にするための書く活動を重視した授業を実施していく。

A表現活動となる場の設定
 ○フェスティバルやミニ発表朝会、音読発表会、総合等で、人前で発表する機会を大切にする。
 ○原稿を見ないで、堂々と話す場を意図的に設定する。(めあてや感想発表など)