- 競輪選手は何人? -

現在(平成10年4月1日)競輪選手の人数は表1のようにS1〜B2の9ランクに分かれ4379人います。競艇が約1600人、オートが約570人、されにプロ野球が約840人と他のプロ競技団体と比較してもわかるように人数は最多を誇ります。毎年(1年2期)約150人のプロ選手がデビューしますが、その競争率が約10数倍とも言われているように競輪選手予備軍も相当なもので、まさにプロ競技のエリートですね。

競輪選手が一番多いのは静岡県

 そして競輪選手の中で最大の選手数を誇っているのが静岡県の276人。新潟県は40人で全国47都道府県で37番目。ちなみに最少は鳥取県の0人、島根県1人。茨城から移籍した勅使川原登選手(A2= 41期)を筆頭に沖縄県が3人いるのは意外。競輪場が少ない県で選手数が少ないのは当然といえますが、富山競輪場があるのに富山県の19人は予想外の少なさです。逆に競輪場がない県で最多を誇るのが宮城県の86人。さらに選手なら当然目標にするS級選手の数が多いのが神奈川県の28人。新潟県は阿部康男、笹川竜治の2人だけで、山梨、長野、富山と並んで全国38番目。そしてS級占有率(S級選手数÷総選手数)のベスト5を調べてみると1位:福井県21.3%、2位:石川県20.8%、3位:三重県20.0%、4位:秋田19.2%、5位:滋賀19.1%となっており、中部、近畿地区はS級選手が育ちやすいというデータが出ています。ちなみに新潟県は5.0%で39番目です。

 平成元年の選手数と現在の移り変わりを見ると、神山雄一郎の栃木、吉岡稔真の福岡、山田裕仁の岐阜などスター選手を輩出している県が増加。新潟県も阿部・笹川に続くスターの出現に期待したい。


出身別選手数ベスト10
順位 出身 総数 S級 S級占有率
1 静岡 276 22 8.0
2 福岡 231 23 10.0
3 東京 230 17 7.4
4 神奈川 218 28 12.8
5 群馬 216 19 8.8
6 愛知 199 24 12.1
7 熊本 198 15 7.6
8 埼玉 186 13 7.0
9 千葉 176 21 11.9
10 岡山 171 18 10.5
層別選手数
ランク 総数
S1
S2
S3
130
150
150
A1
A2
A3
A4
613
608
615
591
B1
B2
703
819
出身別S1ベスト10
順位 出身 総数
1 神奈川 276
2 福岡 231
3 千葉 230
4 岐阜 218
5 愛知 216
6 岡山 199
7 大阪 198
8 186


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