そして競輪選手の中で最大の選手数を誇っているのが静岡県の276人。新潟県は40人で全国47都道府県で37番目。ちなみに最少は鳥取県の0人、島根県1人。茨城から移籍した勅使川原登選手(A2= 41期)を筆頭に沖縄県が3人いるのは意外。競輪場が少ない県で選手数が少ないのは当然といえますが、富山競輪場があるのに富山県の19人は予想外の少なさです。逆に競輪場がない県で最多を誇るのが宮城県の86人。さらに選手なら当然目標にするS級選手の数が多いのが神奈川県の28人。新潟県は阿部康男、笹川竜治の2人だけで、山梨、長野、富山と並んで全国38番目。そしてS級占有率(S級選手数÷総選手数)のベスト5を調べてみると1位:福井県21.3%、2位:石川県20.8%、3位:三重県20.0%、4位:秋田19.2%、5位:滋賀19.1%となっており、中部、近畿地区はS級選手が育ちやすいというデータが出ています。ちなみに新潟県は5.0%で39番目です。
平成元年の選手数と現在の移り変わりを見ると、神山雄一郎の栃木、吉岡稔真の福岡、山田裕仁の岐阜などスター選手を輩出している県が増加。新潟県も阿部・笹川に続くスターの出現に期待したい。
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