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バンクの特徴

 競輪場によって一周の長さが500、400、333と3種類のバンクがあります。

[500] 宇都宮、大宮、千葉、大津びわこ、高知、松山、門司、熊本。
[333] 前橋ドーム、松戸、小田原、伊東温泉、富山、奈良、西宮、防府。
[400] 500(8場)、333(8場)以外の32場。このことからも400バンクが主流となっている。

 さらに3種類のバンクの中でも、その競輪場の設計によって形態が違っており、車券戦術にはバンクの特徴を知っておくのも大事です。


弥彦のバンクは先行型には不利

 それでは一番身近で大切な弥彦競輪場のバンクを紹介しましょう。バンクの設計は左表のようになっていますが、わからない名称が多いですよね。ファンにとって重要なのは路面傾斜センター部(最大カント)と直線の長さで、あとは知らなくとも問題はなさそうです。弥彦の最大カントは32度24分17秒で400バンクとしては、ややきつい程度です。同じ脚力の先行型とまくり型が走った場合は、カントがきついとまくり、カントがゆるいと先行が有利といえます。これは物理学的に円心力が影響されるからです。弥彦の最大の特徴は直線の長さでしょう。52mは立川の58mに比べると短いですが、400バンクとしては長いほう。そのため逃げ切り勝ちとなると相当パワーがないと苦しいですね。地元の皆川正(40期=B2)は「直線は長いけどなめらかでくせはなく走りやすい。」と証言。さらに評論家の鈴木保巳氏は「新潟の選手は先行不利な弥彦バンクで多く走るから、なかなか先行型が大きく育ちづらいんじゃないのかな」と分析する。  

競輪場へはバンクの特徴を知って出かけましょう。

KPK発足時の新潟県S級選手
級班 選手名 旧班 現在
S1 天野 康博 A1 B2
S1 原田 則夫 A1 A1
S2 渋川 久雄 A2 引退
S2 小川  隆 A2 B2
S3 笠巻 清貴 A2 B1
S3 池田 哲男 A2 B2
S3 小林 政春 A2 B2


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