![]() 渋川聡士(84期) |
渋川聡士(あきひと)選手(24・84期・A4)がブレイク中です。8月からは逃げがバシバシと決まり始め、9月、10月の地元弥彦でも思い切った先行で大活躍しました。今回の「バンクのヒーロー」は、渋川選手に迫りました。 |
−最近、いいレースをしていますね。 渋川 直前の立川は結果が悪かったのですが、何か走っていても自分のフォームじゃないなと思っていた。でも、その前の弥彦では3日間ともに主導権を取るレースができました。同期の田村君がB級で優勝して大活躍でしたが、僕も自分なりに頑張れたなと は思っています。 −成績が上がってきた理由は? 渋川 まあ、レースに余裕が出てきたというか、落ち着いて走れるようになった感じはします。あと、自転車のセッティングをいじってみたりもしました。 −どうしてレースに余裕が出てきたんだと思います? 渋川 先輩達によくアドバイスを受けるのですが、以前はアドバイスされたことが自分ではできなかった。それが最近、自分でできるようになってきたんです。それで余裕が出てきたんでしょうか。 −9月、10月と地元の弥彦で大活躍です。 渋川 地元の弥彦ではそれまで本当にひどい成績でしたから。A級では補充出走も入れて8回走ったんですが、5着が1回だけで、あとは全部7着以下の成績でした。本当に悔しかった。別に苦手意識とかプレッシャーとかはなかったんですけどね。 −9月の弥彦では2勝を挙げました。 渋川 逃げ切りで2勝できました。1場所で2勝を挙げたのはA級戦では2回目だったのですが、やはり落ち着いて走れたのが結果に繋がったんだと思います。 −昨年の4月にデビューしてから1年半近くが経ちましたね。 渋川 B級戦では最終バックを取るレースができれば連に絡むことができたんですけど、A級戦に上がった当初は先行さえもできなかった。すぐにB級に落ちちゃうなと思ったんですけど、群馬の福島永寿さんと一緒のレースで1着が取れた。ライン2車で苦しかったんですけど、福島さんのアドバイス通りに走ったら押し切れたんです。この1着は今考えても大きかったですね。 −ちょっと話を変えて、趣味はというと? 渋川 うーん、スポーツ観戦ですかね。何でも好きなんですが、高校時代に陸上(短距離)をやっていたこともあって、陸上競技は特に見ますね。 −じゃあ、夏の世界陸上はよく見た? 渋川 かかさず見ました。時差の関係で朝に決勝競技をやっていたのが、僕にとってはテレビ観戦しやすかった。毎日楽しみにしていました。 −さて、地元の弥彦には最終戦のクローバーカップ(11月18〜20日)に登場です。 渋川 地元では自分のレースを見てもらうという気持ちがやはり強いです。前は力を出し切れなくて悔しい思いをしましたが、今はぜんぜん楽です。少しプレッシャーはあるけど、先輩には「半年先のことを考えてレースをしろ」とアドバイスを受けます。今はまだ力をつける段階だし、11月の弥彦も先行あるのみですね。 |