小林昭二
(53期・4月からS2)

4月からS級復帰です。おめでとうございます。
 小林 自分自身、今回は上がれるとは思っていなかったので、ビックリもしたが、やはりうれしいですね。

   S級昇格の決め手は?
 小林 昨年 月の小倉での優勝が効きましたね。そのあとの弥彦最終戦での決勝3着も大きかったかな。

  1993年の前期(4月〜7月)以来のS級復帰になりましたが。
 小林 やっぱり選手としてうれしいものです。僕はいい時と悪い時の成績の波が激しいですから、正直、「S級はもう無理かな」と考えたこともあった。2層制になってS級の選手が増えたこともあるけど、4月からのレースが楽しみですねえ。

  話にも出ましたが、4月からの2層制については?
 小林 今までの競輪はやはり展開が一番で、少し力の差があってもラインが重視される場合が多かったですよね。でも、4月からの2層制では実力差がかなりある選手同士が一緒のレースを走ることもあるわけですよ。強い選手が一番強い先行の番手に行くレ
ースも増えると思うし、力、力のレースが多くなる予感はあります。

  昭二さんもS級トップの選手と走るチャンスが出てきたわけですが。
 小林 もう年だし(笑)。燃え上がるあれでもないし、淡々と走りますよ。力勝負では若い選手にとてもかなわない。自分の経験を生かせればとは思いますが。

  新潟も今回の新制度でS級選手が増えました。
 小林 S級の枠が増えたわけだから、当然といえば当然なんだけど、やっぱり、みんなの刺激にはなると思う。

  最後に、S級戦に向けての抱負を。
 小林 制度が変わるわけだし、どんなレースになるのかわかりませんが、とても楽しみですね。こてんぱんにやられるかもしれないけど、自分のレースはしたい。僕が勝ったら大穴になるだろうし、ぜひとも高配当を出して、ファンに貢献したい。