今月の「バンクのヒーロー」は小橋正義選手。岡山在籍時に、ふるさと玉野、防府を優勝。地元の「ふるさとダービー」できっちりと結果を出しているだけに、大一番、ふるさとダービー弥彦でも期待がかかります。
―4月からは武雄記念の優勝など、記念競輪での成績が抜群ですね。
小橋 特に調子がいいとい うわけではないし、まあ普通の状態ですね。
―7月の函館記念(決勝2着)は惜敗でした。
小橋 目標にした伏見選手 が3番手になったんだけど、 前と車間をあけてのまくり追
い込みになりましたからね。 4番手から直線で中コースを 追い込んだんですけど、さすがに届かなかった。やはり残念でした。
―函館の前の久留米記念の 準決勝(6月24日)では、同 じ新潟の松本一成選手と連係 しましたね。
小橋 松本君が思い切って 先行してくれました。強いレースでしたね。一緒のレースを走ってみて、彼が力をつけていることを感じました。
―松本選手を初めてとして、 新潟のレベルが上がってきて いますが、新潟の選手会の雰囲気はどうでしょう。
小橋 いいんじゃないかと思います。8月からは若手もS級に上がってきますしね。
S級上位で戦える選手がたくさん出てきてくれれば、とは思います。
―ところで、4月からの制度改正で、以前まで3日制だ った記念競輪も4日間になり ましたが、実際に走ってみて違いますか?
小橋 1日、走る日が増え たわけですが、正直長いなあとは思いますね。今の制度では走りながら調子を上げていくなんて考え方もできないわ
けですからね。初日から仕上 げていかないと、どんどんと 勝ち上がりが厳しい下のクラ スのレースに落ちてしまう。 1走、1走が気を抜けないので、場所、場所ごとにきっち
りと調整して、出走している つもりです。
―玉野記念、そして弥でのふるさとダービーと、8月は小橋選手にとっても思い入れがありそうな競輪場でのレー
スが続きますが。
小橋 どこどこの競輪場と いうことは、あまり意識しないように走っています。毎回、
毎回が一生懸命なんで。自分 の力を出し切ることだけ考え ています。
―ふるさとダービーは岡山在籍時に玉野、防府で制して います。地元で結果を出してきているだけに、今回の弥彦
も期待がかかりますが。
小橋 具体的に今回の弥彦でどうというのは言えないけ ど、地元ファンの声援に応えられるような走りはしたいで
すね。自分のできることのすべて、死力を尽くして走りますので、応援をよろしくお願 いします。
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