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9連勝でA級に特進!

藤原憲征
 

 自分の実力は出した

  A級への特進、おめでとうございます
 「展開に恵まれたという感じはしますが、自分の力は出し切れたとは思います。9連勝でのA級特進という結果が出て、まずは満足しています」

  デビュー戦は地元の弥彦でした。
 「初めての競輪競走で、どんなものかわからなかったし、さすがに緊張しました。自分の実力さえ出せばとは思っていたけど、どのくらい通用するかは不安でしたね」

  見事に3連勝でのデビューでした。
 「無我夢中でレースに参加していたので余裕はなかった。地元のデビュー戦で結果を残せたので、やはりホッとした」

 続く静岡でも他の選手を圧倒しましたね。
 「弥彦で優勝できたので、多少は余裕が出てきましたが、まだ自分の力を出し切ることで精いっぱいでしたね。2着以下の選手を引き離してゴールしている時も前に踏むことだけに夢中で、余裕なんて全然なかったですね」

千葉は不安もあった

  A級への特進がかかったのは500バンクの千葉競輪場でしたね。
 「先輩達からは直線が長い500バンクだし、普通に走れば大丈夫だと言われたんですが、500は初めてだったので、僕自身はちょっと不安でした。でも、あと3つだし、全力を出し切って決めてやろ
うとは思っていました」

  順当に勝ち上がっての決勝戦。どんなレースでした?
 「最終ホームで5番手くらいだったんですが、そこから仕掛けて3コーナーあたりでまくり切って先頭に立ちました。もう夢中で走っていたので、後ろが離れていることなんてわからなかった(2着選手に3車身をつけて快勝)」

  強すぎる内容での9連勝ですが、やばいと思ったレースはありませんでした?
 「一番危なかったのはやはり弥彦の決勝ですね。7番手からのまくりだったし、先行した選手のスピードもよかったですから。、何とかまくりが届いたという感じでしたね」

  まくりの決まり手が多かったですね。
 「スタミナが課題なので、勝つにはまくりかなと思って。早くB級を卒業したかったし、一番自信がある戦法が自然と多くなりました」

A級戦は先行で勝負

 いよいよA級戦ですね。
 「今の勢いを止めたくないという気持ちもありますが、やっとこれから始まるかなという感じです。B級ではまくりばっかりだったけど、A級戦ではバンバン逃げたい。課題のスタミナ面をレースでも強化していきたいですからね。早くS級に上がりたいという気持ちもないことはないけど、A級戦で経験を積んでからでいいかなと思っています」



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