October 06, 2000 UP LOAD

国家級貧困県の社会環境及びその東中西部比較

【 出所:国家統計局 】
http://www.stats.gov.cn/news/paper/tjbg2000/jm044.htm
統計年次:1999年


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全国592の国家級貧困県に属する5,076行政村を対象に調査を行った。
その結果は、以下のとおりであった。


1.国家級貧困県の社会環境

1)インフラ整備状況
電気が通じている行政村の比率:94.5%
道路が通じている行政村の比率:91.4%
郵便物の配達可能な行政村の比率:68%
電話が通じている行政村の比率:2/3

2)文化・教育・衛生状況
小学校が開設されている行政村の比率:90%
初級中学が開設されている行政村の比率:14%
幼児園が開設されている行政村の比率:23%
テレビ放送受信可能な行政村の比率:94%
衛生院が開設されている行政村の比率:23%
敬老院が開設されている行政村の比率:4%

およそ1/3の行政村(1,690村)村民は10km以遠の衛生院で医療サービスを受けなければならない。

3)生活用燃料の構成
ガス使用率:13.5%
石炭使用率:26.5%
薪使用率:58%

4)交通手段の構成
公共自動車利用:39.1%
自転車使用:31.2%
徒歩:15.3%

2.国家級貧困県社会環境の東中西部比較

1)農業生産条件比較
〔人口一人当たり耕地面積〕
東部:1.5ムー(10a)
中部:2.3ムー(15.34a)
西部:1.5ムー(10a)
〔耕地面積に占める有効灌漑面積の比率〕
東部:34.5%
中部:28.5%
西部:27.8%

2)経済状況比較
・国家級貧困県人口一人当たり食糧生産量(平均):436kg(全国農村平均比マイナス148kg)
・西部地域貧困県人口一人当たり食糧生産量(平均):369kg(全国農村平均比マイナス215kg)

・国家級貧困県農民一人当たり純収入(平均):1,347元(全国農村平均比マイナス863元)
・西部地域貧困県農民一人当たり純収入(平均):1,111元(全国農村平均比約半分)

3)生活環境比較
EXCELファイル参照

4)交通条件比較
・遠方の地に外出するに当って公共自動車を利用する比率は、東部に比して西部が高い。
・遠方の地に外出するに当って自転車を使用する比率は、東部に比して西部は30ポイント高い。

・徒歩で遠方の地に外出する比率
西部:24.7%
東部:6.8%

・遠方の地に外出するに当って10km以遠の自動車停留所から乗車する比率
西部:39%
東部:26%

・最寄の鉄道駅からの距離が10kmを超す行政村の比率
東中西部いずれも85%前後

5)文教・衛生条件比較
・幼児園を開設している行政村の比率:東部行政村が西部行政村に比して2.3ポイント高い
・小学校を開設している行政村の比率:東部行政村が西部行政村に比して5.0ポイント高い
・初級中学校を開設している行政村の比率:東部行政村が西部行政村に比して3.0ポイント低い
・東部地区にあっては、当該村に初級中学が無い場合、74.1%の生徒が本村から5km以内の初級中学に通学できる
・西部にあっては、当該村に初級中学が無い場合、生徒が本村から5km以内の初級中学に通学できる割合は59.3%にとどまる


“1999年国家級貧困県農民の一人当たり純収入と消費支出”へ