建設小学校の現況

三合郷建設小学校の現況

この資料は、現地で配布された資料と、山本･宮澤両氏が実地に見聞した情報（＊印）を統合して作成しました

　当校を管轄する建設村の面積は14,780ムー（9.86平方km）で、戸数は377戸、人口は1,640人。
　一人当たり年収は771元。

［建設小学校の現況］
　
　建設小学校の児童生徒数は152名で、教師は11名（学歴は中等師範学校卒以上；標準達成率100％）。
　6クラスと、1「学前班」（*就学前児童の学習班）がある。入学率は100％。　
　貧困児童生徒数は49名。

　「危房」面積は667平方m。学校の総敷地面積は1,000平方m。
　23間（＊1間＝間口約3.5～4m×奥行約5～6m）から成る現校舎は、1977年に、木造煉瓦作りに改造されたもの。
　＊1室1間の教室と2間の教室有り。

　手作り煉瓦のため密度･強度が足りず、壁面には多くの亀裂が入っている。
　また、梁は垂れ下がって5ヵ所が折損している他、桁も21ヵ所が折損しているため、多数の「つっかい棒」で支えている。
　廊下は無く、冬季は寒さを防ぐことができない。

　建設村は貧困村の一つで、一部の家庭の子どもは義務教育を全うすることが困難である。
　校舎は第一級危険校舎と認定されており、速やかに改築を要する。
　小学校の建設基準に照らし、改築には48.3万元を要する。
　建設村の経済状態では、校舎を改築する力は無い。

［支援を希望する項目］
　
　小学校校舎の建設支援を希望する
　　　　　　（面積690平方m、資金需要額48.3万元＝700元／平方m×690平方m）