記事出典:黒龍江日報

記事日付:1997.01.11-1

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1996年度の黒龍江省対外経済貿易統計(速報)

−省人民政府副省長王宗璋氏にインタビュー−


黒龍江省人民政府副省長の王宗璋氏を訪ね、1996年度の黒龍江省対外経済貿易 の状況についてインタビューした。

以下は、同氏が紹介した概況と統計速報値。

1.一般概況

1996年、黒龍江省の対外経済貿易は多くの困難に直面した。
「出口退税(輸出戻し税)」税率引き下げ等の国家政策の実施に伴う輸出コス ト増、輸出商品の全般的な価格上昇、及び、食糧穀物等の大宗輸出商品に対する 国家の厳格な規制などにより、黒龍江省の輸出は伸び悩んだ。
また、国境貿易に関する国家の優遇政策措置が黒龍江省にとって有利なものと はなったが、国境貿易に従事する対外貿易企業の累積赤字や流動資金不足が原因 し、企業の発展を制約した。

2.対外経済貿易の概況(速報値)

1)1996年11月末時点での輸出入額(年初からの累計;以下同)は、前年同期比1.28 %増の31.2億USドルであった。
うち、輸出額は、前年同期比9.86%減の16.62億USドル。 輸入額は、前年同期 比17.85%増の14.61億USドル。
年間の輸出入総額は、前年比2.04%増の35億USドルに達する見込み。

2)1996年11月末時点での「三資企業」の輸出入額は、前年同期比49.6%増の9 億USドルであった。

3)バーター貿易の年間輸出入総額は、前年比4.2%減の14億USドルとなる見込 み。
対ロ輸出商品は、食糧油脂及び野菜・果実等が総額の23.4%、服装品・紡織品 が48%、軽工業製品が21.8%を占めた。
また、対ロ輸入商品は、木材が総額の14.6%、鋼材・非鉄金属が33%、化学肥 料・化工原料が20%、紙パルプ・紙が10%を占めた。
但し、国境小額貿易と「互市貿易(国境の対外開放通関地に開設される市場) 」は、前年同期比26.37%増の5.75億USドルであった。
年間では、7億USドルとなる見込み。

4)黒龍江省が国家の批准を得ている一類対外開放通関港(場)は25カ所にのぼ るが、1996年の貿易貨物通関量は前年比25%増の170万トンに、入出境者数は前 年比15%増の120万人に達する見込み。
国家の批准を得ている25カ所の国家一類通関港(場)のうち、現在までに供用 している同は18カ所で、うち、15カ所は旅客輸送を行っている。
対外開放通関港(場)に至る自動車輸送路も、発展を遂げている。 主なもの としては、佳木斯から撫遠に至る自動車輸送路、牡丹江から綏芬河に至る自動車 輸送路等が、現在までに開通している。

加えて、黒龍江省が外洋にアクセスする「陸海一貫輸送路」が新たに開通した 。
黒龍江省産の石炭を綏芬河を経てロシア・ボストーチヌイ港から船積みし、 香港や日本に至る「陸海一貫輸送路」がそれである。

5)1996年1月〜11月までに黒龍江省が利用した外資額(実績ベース)は、前年 同期比43%増の6.21億USドルであった。
年間では、7.2億USドルに達する見込み。

6)黒龍江省の対外貿易の発展を阻んでいる問題は、主要に、輸出規模の萎縮と 対外貿易企業の経営赤字にある。
対外貿易企業は、経営観念を収益第一に転換し、輸出の増大のためにあらゆる 方途を講じなければならない。
具体的には、第一に、大宗輸出商品と高付加価値商品の輸出に大々的に取り組 む等、輸出商品構造の変革を実現しなければならない。
第二に、輸出市場の多元化戦略に取り組まなければならない。対ロ貿易を突出 して発展させるとともに、CIS諸国市場の開発に更に力を注ぐべきである。
ここ2年の間、国境貿易は下降・低迷しているが、それでも1996年の黒龍江省 のバーター貿易総額は全国の1/3を占め、また、黒龍江省の輸出入貿易総額の40 %を占める。