第56回 全日本特別支援教育研究連盟全国大会            

山口大会           山口駅 (全体会最寄り駅)



  

 平成29年10月26日(木)・27日(金)の2日間,第56回全日本特別支援教育研究連盟全国大会山口大会が開催されました。大会テーマは,「志をもち,生きる力を共に高めあう子供たちの育成」〜自立と社会参加をめざす特別支援教育の充実です。会場は,全体会会場を山口市民会館に,授業参観・分科会を市内小中・特別支援学校を使用して行われました。

 大変に暑い日でしたが,全国からたくさんの教育関係者が集まりました。
 1日目には全体会がありました。開会式の後,表彰式があり,全特連功労者表彰では,新潟県からは,小林修前県特支研副会長が表彰されました。
 また,午後からは行政説明,さらには,全特連松矢勝宏理事長による基調報告が行われました。  

  

 
 その後,東京成徳大学応用心理学部 教授(前筑波大学副学長・名誉教授) 石隈 利紀氏による記念講演がありました。演題は「共生社会をめざすインクルーシブ教育〜チーム学校を通して〜」です。
 この講演では,児童生徒本人のニーズを基にするチーム学校としての取組や必要な学習スタイル,学習環境への適応や授業でのユニバーサルデザインの必要性など話していただきました。最後には,「チームメンバーの専門性を活かしたアメリカ型」と「メンバー各自のもつ1人の子ども像から全体像を重ねる日本型」のチームの在り方をどう活かすか話していただきました。

   2日目は分科会が開かれました。分科会は,学校経営,通常学級における特別支援,通級による指導・教科の指導・交流及び共同学習・キャリア教育など,全部で15分科会が山口市内の小・中・特別支援学校に分かれて行われました。

 新潟県からは提案者として,新潟市立明鏡高等学校から参加していただきました。発表会場は,山口県立山口総合支援学校を会場に行われました。そこでは,山口特別支援学校の参観授業に引き続き,分科会が開かれ,提案発表やテーマに対するグループ協議等が行われ,活気ある会となりました。
 
 下記参照


県内職員派遣 
 
県内の先生が分科会で提案発表をされました。

第4分科会「高等学校における特別新教育」
    分科会テーマ 特別支援教育の視点を生かした指導・支援の在り方

 主な討議の柱 
   ユニバーサルデザインを取り入れた授業
   合理的配慮に対応した学習環境整備と校内支援体制
 


                       提案者 新潟市立明鏡高等学校  渡邊 佳奈子 教諭

     第4分科会の様子 

 

zenntokurenn yamaguti.pdf へのリンク