第51回 全日本特別支援教育研究連盟             

関東甲信越地区特別支援教育研究協議会

   東京大会            



 

 平成29年8月9日(水)に第51回全日本特別支援教育研究連盟関東甲信越地区特別支援教育研究協議会東京大会が開催されました。大会テーマは,「一人一人が輝く,特別支援教育の推進」です。会場は,調布市グリーンホール,調布市文化会館たづくり,調布市立第一小学校の3つの施設を使用して行われました。

 大変に暑い日でしたが,関東甲信越地区からたくさんの教育関係者が集まりました。
 はじめに,調布市グリーンホールを会場に全体会がありました。開会行事では,挨拶の後,前回開催地表彰が行われました。昨年度開催県である新潟県の代表として,新潟県特別支援教育研究会 渡辺 徹 会長,関ブロ新潟大会 新井 秀和 実行委員長の2名が表彰を受けました。最後に,来年度開催県である群馬県へ大会旗引き継ぎ等が行われました。  

  

 
 開会行事の後,筑波大学人間系障害科学域 教授 柘植 雅義氏による記念講演がありました。演題は「これからの特別支援教育について〜インクルーシブ教育の今後の方向性〜」です。
 この講演では,「授業や指導のHow to」の話ではなく,「特別支援教育とは」「障害とは」「障害のない社会とは」等の内容をテーマとして様々な問いを出されながら話をされました。
 最初に,講演の中で4つの問いを提示されました。
問い1「障害者の価値とは何か」
問い2「知能が高ければ高いほど幸せか」
問い3「個性はこの世に本当に必要なものか」あるいは「障害は個
    性か」
問い4「多様性のない社会は在り得るのか」あるいは「障害者の差
    別・偏見・理解は本当になくせるのか」

 どれも,簡単には答えが出ない問いですが,特別支援の課題,今後の方向を考えるものとして話をされました。
   昼食をはさんで午後は分科会が開かれました。分科会は,学校経営,通常学級における特別支援,通級による指導・教科の指導・交流及び共同学習・キャリア教育など,全部で12分科会に分かれて行われました。

 新潟県からも提案者と司会者で計2名の方から参加していただきました。発表会場は,全体会場から少し離れた調布市立第一小学校でした。とても暑い日でしたが,発表者の提案に対して,多くの質問や意見が出され,活気ある会となりました。
 
 下記参照


県内職員派遣 
 
県内の先生が分科会で提案発表・司会をされました。

第11分科会「交流及び共同学習」
    共に楽しみながら新しい仲間をつくる交流活動の在り方
        〜地域の学校との交流活動を通して〜

                       提案者 新潟県立上越特別支援学校  中川 恵美 教諭

                       司会者 新潟県立上越特別支援学校  山口 弥生 教諭

     第11分科会の様子 

 

29tokyo 11提案要項.pdf へのリンク