第50回 全日本特別支援教育研究連盟

関東甲信越地区特別支援教育研究協議会

新潟大会

          

 


 平成28年8月8日(月)・9日(火)は第50回全日本特別支援教育研究連盟関東甲信越地区特別支援教育研究協議会新潟大会が朱鷺メッセをメイン会場に新潟では10年ぶりに開催されました。




 8日(月)は関東甲信越地区特別支援教育連盟理事会が朱鷺メッセ中会議室を会場に開催されました。本年度に関東ブロック大会を主管する新潟県特別支援教育研究会 渡辺 徹会長が理事長としてとして会をまとめました。27年度茨城大会報告,29年度東京大会の事業計画・予算が審議されました。そして,28年度新潟大会実施について新井秀和実行委員長から説明がありました。また,現在話合いが進められている「全特連在り方検討会」の内容についても説明がなされました。


 情報交換会(レセプション)は,朱鷺メッセホテル日航30階「鳳凰」を会場に,新潟県教育委員会教育長池田幸博様,新潟市教育委員会教育長前田秀子様をはじめたくさんのご来賓の皆様,各都県理事の民様様と懇親を深める時間となりました。  

     9日(火)は,朱鷺メッセメインホールを会場にして,第50回全日本特別支援教育研究連盟関東甲信越地区特別支援教育研究協議会新潟大会が開催されました。大会テーマは、「一人一人が輝き,共に新しい時代を生き抜く特別支援教育の展開」でした。大変に暑い日でしたが、関東甲信越地区から1,000名を超える教育関係者が集まりました。10年ぶりに開催される新潟大会の会場は熱気に包ました。
  
 
  始めに、全体会がありました。開会行事では、新潟大会渡辺徹会長の挨拶や新潟県教育委員会教育次長中山道夫様,新潟市教育委員会教育長前田秀子様の挨拶をいただきました。前回開催地表彰,そして,次期開催県である東京都へ渡辺会長から大会旗の引継ぎが行われました。
   開会行事の後,社会福祉法人岡山ライトハウス理事長 社会福祉法人岡山県視覚障碍者協会理事 竹内 昌彦氏よる記念講演がありました。演題は「私の歩んだ道」 〜見えないから見えたもの〜」です。

 竹内氏は,生後の大病から,視力を失い,小学校低学年の頃には全盲となってしまいました。竹内氏は,目が不自由なことが原因で小学校ではいじめにもあいましたが,もち前の負けん気とバイタリティにあふれた行動で,目が見えないというハンディに負けず,様々な差別に立ち向かってきました。
 竹内氏の講演の中で,先生方の対応の仕方1つで学級からいじめがなくなることや優しい子を曽d照子との大切さをお話されました。
 参加者からは,「竹内氏の明るく前向きな生き方から学ぶことが多く,自分を振り返るいい機会となった。」「素晴らしい講演でした。教師としてはもちろんですが,一人の人間として,母として,大切にして生きていきたいことをたくさん教わりました。」など,絶賛の声がたくさん寄せられました。
 


 
 昼食をはさんで午後は分科会が開かれました。
 分科会は、朱鷺メッセ内のメインホールや各会議室,そして,じょいあす新潟会館へ移動して,全部で18分科会に分かれて行われました。
 各分科会には2つの提案が行われ,そのうち1つは新潟県の参加者からの提案となりました。,それぞれの分科会にはたくさんの方々が参加され,発表者の提案に対して,多くの質問や意見が出され,活気ある会となりました。