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上越地区 柏崎・刈羽大会

   令和5年8月4日(金)柏崎市文化会館アルフォーレで,上越地区特別支援教育研究が開かれました。今回の研修会は,4年ぶりの対面参集とオンライン配信によるハイブリッド開催でし会に先立ち,上越特別支援教育研究会 会長 泉豊 様から開会の挨拶がありました。続いて,代読という形で 柏崎市教育委員会 教育長 近藤喜祐 様からの祝辞をいただきました。その後,柏崎刈羽大会副実行委員長の 山田智 様から来賓紹介がありました。


 


 

 大会主題は「ICT機器を活用した特別支援教育の推進における課題」で,独立行政法人国立病院機構さいがた医療センターにご勤務される精神科医の石丸直樹様からご講演をいただきました。
 石丸直樹様からは,「発達に特性が見られる子のメディアとの上手な付き合い方」という演題でご講演をいただきました。
 インターネットに依存している約90%の子どもが「ゲーム障害」で,「ゲームのコントロールができない。」「他の何にもましてゲームを優先する。」などの特徴が見られることをお話してくださいました。また,そのために「体力の低下」「情緒面の不安定さ」「人間関係の崩壊」など,様々な影響が見られるようになるとのことでした。
 「ゲーム障害」の子どもは自殺するリスクも高いため,子どもたちへの「ゲーム障害」啓発の予防的活動や家族支援を精力的に行っていました。また,いかに現実世界とのつながりをもたせ,現実世界に楽しいことがあるということを経験させていくことが大切かということをお話しており,実際に「おふらいんカフェ」という場を提供していることもお話ししてくださいました。
 

   閉会式では,柏崎刈羽大会実行委員長の 竹田充 様から閉会の挨拶をいただきました。大変充実した研修会で,参会者の知見が広がりました。